モーニングアフターピル(緊急避妊薬)とは 避妊に失敗した(コンドームが外れていた・破けていた)、避妊をしなかった、低用量ピルを飲み忘れた、乱暴をされた…などの緊急事態に、妊娠を防ぐために服用するお薬です。
ノルレボ錠は2011年に日本で初めて承認された緊急避妊薬で、製薬会社が発表している臨床成績は妊娠阻止率81.0%です(ノルレボ錠は服用するタイミングが早いほどより高い効果を発揮します)。現在のノルレボ錠は1錠あたりレボノルゲストレル1.5㎎になります。
当院でお取り扱いをしているノルレボ錠1.5㎎は、性交後72時間以内に1錠経口投与することで効果を発揮します。1回1錠のみなので、飲み忘れの心配はございません。
早ければ早いほど避妊率は高いので、できる限り速やかに服用していただきます。
モーニングアフターピルの服用で多くみられる副作用は 消退出血(46.2%)、不正子宮出血(13.8%)、頭痛(12.3%)、次いで悪心(吐き気等)(9.2%)、倦怠感(7.7%)、傾眠(6.2%)があげられますが、従来のアフターピルよりも副作用がかなり軽減されたので、吐き気止めと併用する必要がなくなりました(心配な方は併用しても構いません)。
※消退出血とは、生理と同じように子宮内膜が剥がれ落ちることによる出血ですが、生理とは異なり排卵は伴いません。
モーニングアフターピルは72時間以内の服用で81.0%と高い避妊率ですが、避妊が確実に成功するとは限りません。薬の服用するタイミングが性交後72時間以上経過してしまった場合以外にも、服用後に副作用の悪心(吐き気)により嘔吐や下痢をした場合など、体内にお薬の成分が吸収される前に排出してしまうと、避妊に失敗してしまう原因となります。万が一服用直後に嘔吐や下痢をしてしまった際は、再度お薬の服用が必要になることもございますので、お早めにご連絡ください。
また、モーニングアフターピルは性交後の緊急避妊剤なので、服用後の性交に対する避妊効果はありません。お薬を飲んだから大丈夫と油断をせず、消退出血の確認または次の生理が来るまでは性交を控えることが理想的です。確認前に性交を行う場合は必ず避妊をしてください。※避妊効果の高い経口避妊薬(低用量ピル)が推奨されます。
以下の方は服用が出来ません。
※授乳中の方は、お薬を飲んでから24時間は授乳を避けてください
その他、心疾患や腎疾患のある方は服用に注意が必要です
以下のお薬を飲んでいる方は併用に注意が必要です。
当院の特徴としては、来院からおおよそ10分程度で処方まで行えるケースが多いです。
不安やお悩み事がございましたら、まずは一度ご相談にいらしてください。
所要時間 | 5分 |
通院 | なし |
痛み | - |
腫れ・傷跡・赤み等 | - |
洗顔 | - |
シャワー・入浴 | - |
メイク | - |
注意事項 | 性行為後72時間以内の服用になります。その場で服用します。 |
※ 表示価格はすべて税込表示となっています。
※ 当院は自由診療のクリニックです。
※ 保険診療は行っておりません。
治療内容 | 料金 | |
ノルレボ錠 | 緊急避妊薬72時間以内 | 8,800円 |
吐き気止め(ドンペリドン錠) | 1錠 | 1,100円 |
緊急避妊薬は副作用はありますか?
人によりますが、倦怠感、吐き気、嘔吐、頭痛、眠気、食欲不振などが確認されています。
症状が1日以上長く続くケースは見られませんが、服用後2時間以内の嘔吐は薬の効果が薄まる可能性があるため注意してください。
緊急避妊薬を服用すれば絶対妊娠しないですか?
緊急避妊薬を服用すれば100%妊娠回避ができるわけではありません。
ですが、服用が早ければ早いほど、妊娠阻止率が上がりますので、お困りの際はまずはお電話でご相談くださいませ。